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Author:komik
日々眠し…。
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| 魔女 |
【紹介文】
1巻「SPINDLE」「KUARUPU」「騎鳥魔女」の3編。
2巻「PETRA GENITALIX」「うたぬすびと」「ビーチ」の3編。
タイトルどおりすべて“魔女”にまつわる物語です。
前作までは全て日本を舞台にした話だったのですが、今作はトルコ、南米、イタリア、沖縄と世界が広がっています。
イマジネーションとその具現化力は、より一層際立っていますし、話自体が面白い。
個人的にはこの作品が一番好きです。
魔女 2 (2)
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| リトル・フォレスト |
【紹介文】
この作品には、これでもかってぐらいたくさんの料理(どれもこれもとにかく旨そう)が出てきます。
自家製の野菜や山で採れた山菜、川魚を手間ひまかけて調理し(ときには寝かせて)、出来上がった料理を、縁側で虫の声を聞きながら、あるいは雪積もる音に耳を澄ませつつ、食する。
東北のとある田舎での生活が、作者の実体験もふまえつつ丁寧に描かれています。
料理漫画?
田舎暮らし指南書?
おそらくこれは、植物・動物・人間、すべての生命の話。
リトル・フォレスト 2 (2)
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| そらトびタマシイ |
【紹介文】
「産土」「そらトびタマシイ」「熊殺し神盗み太郎の涙」「すなかけ」「le pain et le chat」「未だ冬」の6編からなる短編集。
前作『はなしっぱなし』で、氏のイマジネーション世界に取り込まれてしまいましたが、今作の完成度はその非じゃありません。
短編にもかかわらずさらっと読める手軽さは皆無で、迫ってくるものの圧力が違います。
この作品では料理が数多く登場します。しかし次回作『リトル・フォレスト』で感じた食欲をまったく感じませんでした。
グロテスクな表現もさることながら、何よりも人の心や想い、物語そのものが剥き出しで、それにあてられてしまうからかもしれません。
お気をつけて。
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| はなしっぱなし |
(上巻)1995年刊『はなしっぱなし』第1巻と1996年刊同第2巻の一部を再構成し、描き下ろしの第0話「ゼンマイ」を加えた新装版
(下巻)1996年刊『はなしっぱなし』第2巻と第3巻を再構成し、描き下ろしの第45話「lure」を加えた新装版
【ストーリー】
お祭りの日に不思議な体験をした少年の話(上・第1話「お囃子が聞こえる日」)。何でも載っている本を手にする男の子の話(上・第22話「飛猿」)。古代楽器を作る男とそれを鳴らす女の話(下・第25話「アメフリ」)。つぶされてカラカラに乾いたミミズの話(下・第31話「赤竜昇天」)。などなど全45話。
【紹介文】
ファンタジー短編集の傑作。
一話読むだけ(場合によっては一目)で著者のイマジネーション世界に取り込まれます。
そのやり方はというと、街中の、あるいは自然のありふれた1コマを取り出し、そこに幻想を纏わせます。
その瞬間、馴染み深い世界や出来事が奇異で魅力的なものになって迫ってくるのです。
いや、もしかすると、私たちが見過ごしているだけで、元来世界にはそういった不思議が溢れているのかもしれません。
路地裏やビルの谷間、海辺や山中、田舎の暮らし。そこにそっと現れる不思議たち。
著者はそれらを見つめ、ただ静かにすくい取っているかのようです。
そんな著者の卓越した観察力、イメージ力を支えているのが画力です。
この短編がデビュー作だそうですが、かなりうまいです。(ちなみに表紙は描き下ろしです)
いわゆるきれいな線で描かれた絵ではないのですが、その柔らかなタッチは、現実と幻想の境目を曖昧にし、混ぜ合わせます。
この絵だからこそなしえる世界観ですね。
またモチーフ一つ取っても丁寧に描かれています。
とくに動物や昆虫、植物に込められた生命力は図抜けています。
おそらく現在の松本大洋氏の絵、『ナンバーファイブ』などに見られる動植物の表現にも大きな影響を与えてるのではないでしょうか。
あとは『蟲師』なんかが好きな方にもぜひ読んでいただきたいですね。
最後に、氏はあとがきでこう述べています。
「興味を持ったら
どこでもいいです
気になる場所で10分間
じっとしていてみて下さい
必ず何かが起こります」
と。
ゆっくり見、そして想像することを忘れてしまった現代人にこそふさわしい一冊。
はなしっぱなし (下)
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